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「集めすぎ」が原因でクローゼットがパンパンになりがちなアイテム4選ということで、前回は着回しの難易度が高いワンピースと、比較的傷みやすく服のパワーを維持しにくいプチプラアイテムについて触れてきました。今回は、残りの2選である「柄物アイテム」と「サイズが大きすぎるまたは小さすぎるアイテム」について、なぜ集めすぎがおすすめできないのかを一緒に考えていきたいと思います。
3、「柄物アイテム」の集めすぎに注意
柄物アイテムといっても、施されているモチーフが動物や植物などといった実在物なものもあれば、実在しない抽象的なもの、異なる色味やモチーフの大きさ、デフォルメされたものなど、さまざまな種類の柄物トップスやボトムスが広く行きわたっており、現代ファッションにおいてはかかせないアイテムの種類であるといえます。

服が好きでかつ柄物アイテムが特に好きな場合、コーディネートに柄物アイテムを取り入れることで、色味によっては差し色効果を出せたり、面積次第では主役なりに自分のなりたいイメージを表現しやすく、派手好きもアピールすることができます。しかし、仮に上下異なる柄物アイテムを組み合わせた際、そのコーディネートにある程度計画性がありバランスも取れていれば問題はないものの、クローゼットの大半が雰囲気の異なる柄物アイテムでいっぱいになっていると、よっぽどのおしゃれ上級者でないと着回しが難しくなってしまうため、無我夢中に集めることはおすすめできません。また、柄物同士のコーディネートはどうしても主張性が強いため、見ている相手にとっては個性が強すぎととらえられてしまう恐れもあるため注意は必要になってきます。柄物アイテムが必要であるならば、事前に自分のイメージに合う雰囲気のものや相手に与えたい印象などを明確にしておけば、着回しアイテム候補も見つけやすく、効率よく買い物ができ服の数も少なくて済みます。
4、「サイズが大きすぎるアイテム」または「小さすぎるアイテム」の集めすぎに注意
サイズが大きすぎるトップスやボトムスは、商品名でよくある「オーバーサイズ」という名前も耳にしますが、いわゆる袖や身幅、着丈などが日本人の標準的なサイズよりも大きめに作られている服のことをいいます。また、女性が基本的に大きいメンズサイズを選ぶのも、オーバーサイズ好きといえるのではないでしょうか。

オーバーサイズのアイテムは、特にトップスに関してはかなり重要で、トップスの袖をまくったりインするなどの着こなしをしようとせず、ただ体型カバーやサイズに問題なく無難に着られる、要するに「そのまま着る」目的だけに集めすぎることはおすすめできません。色や形によっては上半身が大きく見えたり野暮ったく見えて見えてしまうこともあります。もしオーバーサイズのトップスですっきりとしたシルエット効果を狙うのであれば、さまざまな着こなしやネックレス、ベルトで味付けするなどの工夫が大切です。
一方、サイズが小さすぎるトップスやボトムスでは、自分の体に密着するくらいぴったりすぎるのを基軸にしつつ、多少着心地が悪くても痩せれば着られるなどが理由で選んでいることがあてはまるのではないかと思います。現状に納得がいかず、痩せる目標をたてて服を綺麗に着こなせるようになりたいのは誰もが思うこと。しかし将来的に着たい服だけ集めても、今着たいと思えるような服がないようでは自分の外見やセンス磨きに一歩踏み出すのに時間がかかってしまいがちです。今の体型に満足できていなくても、きちんと試着をして自分が心の底から着たいと思うのであれば、そこまで後悔することはあまりありません。
「集めすぎ」がおすすめできないアイテム4選を、2投稿に分けて紹介してきましたが、皆さんのクローゼットは着回しできるものや自分の理想を叶えてくれる服や小物、傷んでいない服で整理されていますか?大切なのは、選んだアイテムが「ただ着られるためだけの、無駄な消費」か、それとも「自分の理想実現に向けて成長させてくれるような投資」であるかを吟味できるかどうか、これにかかっているといっても過言ではありません。定期的にクローゼットの中を見直し、自分の理想を叶えてくれるもの以外は処分する、これを習慣化できてこそ実現を加速させてくれるのではないかと感じています。