理想的でありのままの自分を表現できる道具は、当たり前ですが服だけではありません

自分らしいコーディネート、そして自分が相手に与えたい印象においては足元、すなわち「靴」を重要になってきます。ちなみに前回の投稿では、自分の体のサイズを理解したうえで試着を心がけると自分のなりたいイメージが膨らましやすくなる、ということをお伝えしたのですが、靴においてもきちんとサイズに合ったものを選ぶにはやはりお店で試し履きをするのがおすすめです。どんな方法で靴を買った場合でもサイズがあまりにも合っていない靴を履き続けていると、足の親指が腫れてくの字に曲がる「外反母趾」や足の指がZ字型に曲がって固まる「ハンマートゥ」と呼ばれる症状が発生し、さらには歩行が不自然になりその分靴の劣化も早まります。

 では、このような症状を起こさないためにも、自分に合ったサイズで長く使えるような靴を選ぶにはどのようなことを考慮すれば良いのでしょうか。

もちろん成長期とともに足のサイズも大きくなったので靴を買い替えなければならないことも当然ありますが、実は靴を試着するうえで最も理想的な時間帯が靴専門店などで紹介されているのをご存知ですか?人は靴を履いて歩けば歩くほど足が血液に溜まり、そのアーチ状になっている部分がたるんで「むくみ」という症状が出ます。さらに、足の疲れとともに大きさも0.5〜1.0センチほど大きくなるともいわれています。私も昔3年ほど接客業をしていたのですが、揺れる電車内で3センチくらいのパンプスを履いて長時間仕事をしていたので、夕方から夜になるにつれ足がむくんで窮屈に感じることが多かったです。

余談はさておき、結論になりますが朝から靴を履いてずっと歩いていれば、夕方頃には足がむくんでサイズも一回りほど大きくなることから、靴の試着は午後3時〜5時くらいの時間帯がほとんどの人に合っていることがわかります。仕事で長時間履かなければならない靴や、プライベートでも自分の理想的なコーディネートとして合わせたい靴、今日も明日も履きたいと心から思えるような靴など、目的がはっきりしているのであれば、夕方に買いに行ってみるのもおすすめですね。ただし季節や個人差によっては足の変化も異なるので、こだわりすぎないように気をつけましょう。

 そして、もう一つ靴選びのコツがあります。それは「ワイズ」についてです。ワイズとは足囲のことで小指の付け根と親指の付け根の位置を一周した長さのことを指します。実際の靴のタグや通販サイトの紹介ページにも「ゆったり幅広」や「ワイズ4E」などどわかりやすく記載されているケースも少なくはありません。ちなみに「ワイズ4E」の「E」とは日本工業規格によれば足の幅が比較的スリムであるという記号を表す「A〜C」、標準的な「D」に対し幅広、ワイドであることを示しています。E、2E、3E、4Eと数字が増えていくほど大きいサイズになります。ただし、日本工業規格のサイズ・ワイズ表に沿った靴でも、メーカーによって異なる場合もあります。よって実際に靴を試着した状態で店内を少し歩き回り、つま先が曲がったり痛くなったりしていないか、靴と自分のかかとのカーブが合っているかなど、全体的に程よくフィットしているかどうかを見極め、最終的には自分のなりたいイメージに合っているかどうかも考えながら選んでいけると良いでしょう。

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