前回の投稿からかなりの間隔が空いてしまったこと、お詫び申し上げます。急に終わってしまったかのようにお思いの人もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。とはいえ、まだ先行き不透明でもファッションにお困りの人や理想のファッションで自分を表現しようと努力している人などに寄り添い、少しでもお役に立てるような投稿を心がけていきますので、引き続きよろしくお願いします。
さて、間隔が空いてしまった分前置きが長くなってしまいましたが、前回のテーマである「パーソナルテイスト」より、「つい考えがち」なNG要素についてお伝えしようと思います。最初から日々のコーディネートがはっきりと決まっていれば良いのですが、多くの人は「明日何を着ていこうかな…」と自分のクローゼットを物色してしまう時間に費やされがちです。理想があって、かつ日々のコーディネートで自分を表現したいのであれば、しっかりとテイストを決めクローゼットを見て悩む時間も減らし、瞬時にパパッと決められたら良いですよね。そのためには、以下の3つを「考えすぎない」ことが大切です。
考えすぎない方が良いことその1:「他人からの評価」
自分が好きな服を好きなコーディネートで着て行ったにもかかわらず、家族や友人、私服OKな職場の人から「ダサい」とか「似合ってない」などと根拠もなくダメ出しを受けた経験はありませんか。私もいまだによく言われます。。TPOや季節感とかけ離れすぎていたり、サイズがあまりにも合っていないコーディネートでは少々問題がありますが、あたかも相手の好みを押しつけるかのように、特にこれといった根拠もなく人を評価したがる人っていますよね。でもそれは、あなたのことを思ってであろうがその人の主観ですから、あなたが気にする必要はありません。したがって、自分が着たいと思っている服に対して「相手にどう思われるか」というマイナスな感情になるのではなく「自分は何をどう着るか」にフォーカスしてコーディネートをするようにしていきましょう。
考えすぎない方が良いことその2:「似合う」と「無難」
・「私はオレンジ色の服が似合っているし、周りにもそう言われた。同時に、紫色がまったく似合わないと言われたし自分でも合っていないような気がするので、紫色の服はまったく着ていない。」
・「白色のシャツや紺色のデニムパンツは合わせやすく、無難である。柄物や色味の強い服は自分には合わせにくいから、そういったものは持っていない。」
このように、「似合う」「似合わない」または「無難」「合わせやすい」を理由に自分自身を勝手に決めつけていませんか?服の色や柄に制限をかけてしまってはすごくもったいないです。ファッションでありのままの自分を表現したいのであれば、理想をしっかり持ち、そのためには何をどう着るかをイメージしながら行動し、挑戦して失敗もする。まさに「トライ&エラー」を繰り返してこそ出来上がっていくものではないかと思うのです。何に限らず失敗すると落ち込みます。でも、失敗ってよくよく考えてみたら「挑戦できた証」でもあるので、決して悪いことではありません。理想的なファッションへの階段を登ってきた証拠でもあるのですから、頑張った自分を褒めてあげてくださいね。
考えない方が良いことその3:「ネットなどの診断」
「診断」という要素は、若干「似合う」や「他人からの評価」と類似していますが、現代のネットワーク社会において本当にさまざまな「診断」というものが存在します。例えばファッションから思い浮かぶ代表的なものして、「パーソナルカラー診断」や「骨格診断」があげられます。いずれも専門性や信頼性の高い人であればまだしも、ネットなどの診断結果を鵜呑みにしてしまうと、偽りのコーディネートになってしまい、本来出したい自分というものを出せなくなってしまいます。診断という自分以外の人や物によって決められた内容はあくまで参考程度とし、「この診断結果をどう受け止め、最終的に何をどう着たいか」を自身で振り返るようにしましょう。
他人にどう言われたっていい。「自分の理想とするファッションは、自分が決める。」似合う似合わないとか、無難さを考えるよりも自分の可能性を信じ、行動し、挑戦もして失敗もする。この積み重さねこそが、ファッションで自分を表現できている証拠のように感じるのです。