ファッションにおいて、一色だけの無地のアイテムだけにとどまらず複数の色や形によっって構成された柄物のアイテムを合わせてあげることは自分を個性や世界観をありのままにかつ立体的に表現するには欠かせない手段です。現代の生活では、我々が着るアイテムだけでなくカーテンやマットなどといったインテリア用品や建物の壁においても独創性のある柄が使われているのをよく目にします。そこで今回は、ファッションアイテムで特に代表的な柄の特徴と、おすすめの着用シーズン(季節感)について紹介したいと思います。おすすめの着用シーズンは、その柄に使われている色やモチーフなどで季節感をより演出できるものとしていくつか取り上げてみたいと思います。「おしゃれは季節の先取り」ともいいますから、これを機に季節先取りコーデを目指してみるのもありですね。では見ていきましょう。

1、花柄(ボタニカル柄)
比較的繊細に描かれた花柄の例

 写真やデフォルメされた花や葉が規則あるいは不規則に散りばめられた柄を一般的に「花柄」と読んでいます。色味や花の季節感によっては「ボタニカル柄」ともいいますが、昔から伝わっている花柄のほうが代表的といえるでしょう。

デフォルメされた花柄の例

花柄のアイテムは、描かれている花が咲く季節に合わせてみましょう。例えばモチーフの花がチューリップや桜であれば春、ハイビスカスやヒマワリであれば夏、コスモスなら秋、椿や梅の花であれば冬に着るのがおすすめ、といった感じでしょうか。中でもボタニカル柄は比較的彩度が高く鮮やかな植物が描かれているものが多いことから、リゾート感を演出するのにおすすめです。

2、チェック柄
ギンガムチェックの例

 縦の線と横の線を交差させた柄を総称したものを「チェック柄」と呼んでいます。そのうち線の幅や色、間隔などによってはさまざまな名前のチェック柄が存在し、代表例として学生服のベストなどに見られる「アーガイルチェック」や、白地に縦横同一幅で同一色で構成された「ギンガムチェック」などがあります。全体的な色味にもよりますが、基本的には通年着用可能な柄となっています。

3、アニマル柄

 ヒョウや蛇、シマウマやキリンなどの実在する動物の模様が描かれた柄を総称して「アニマル柄」と呼び、中でもシマウマは「ゼブラ柄」とも呼ばれています。アニマル柄は、その動物の毛の特徴的に秋に着るのがおすすめとされていましたが、最近ではアイテムの素材や小物によってはワイルドであったり異国情緒は雰囲気で存在感を出すために通年着用する機会も増えてきています。

4、ノルディック柄

 雪の結晶やトナカイ、幾何学模様などが規則的に並べられた、北欧の伝統的な柄。日本でも昔からセーターや手袋、マフラーの柄によく用いられていることから、冬の着用が定番といえるでしょう。

ノルディック柄のブーツ(上記画像中央)
5、迷彩柄(カモフラージュ柄)
迷彩柄の服の例

 軍隊や自衛隊が、敵の視界から遠ざけるために作られた、森林や瓦礫の色味を象徴する柄を指します。もともと軍服として作られた柄ですが、アクティブでスポーティな印象もあることから、通年着用もでき普段のファッションアイテムとしてでも親しまれています。

 柄についてお話するのは、こちらの文字数の都合上今回はここまでにさせていただきます。申し訳ありません。次の投稿であと4種類紹介させていただくので、気になる人はのぞいてみてください。いつも読んでくださり、ありがとうございます。

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