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「安い」というだけで買った服。仕事や子育てで動きやすい服がどうしても必要であるなら良いのですが、ファッションを楽しみたいのに「安い」という理由だけで服を買い集めてしまうことがよくあります。ファッションで自分を魅せたい、自分の理想をファッションで表現したい、などという気持ちがあるのに「できれば安く済ませたい」とか「1万円以上のものは買えない」と勝手にお金の制限をかけて思うようにいかないことも多々あります。そのきっかけとしては、親のお金に対する教えもあるのですが(私も実際そうでした)、今回はファッションで自分の理想に向かってまっすぐ進むための服選びの考え方を共有していきたいと思います。

 まず、服を買うことに対してお金に抵抗を感じてしまう要因としては、生活上どうしても予算を決めなければならない場合もありますが、小さい頃に両親からお金を遣うなと厳しくしつけられてきたことも考えられます。ちなみに私も、今は結婚して夫と二人暮らしなのですが高校を卒業するまで両親と住んでいた頃までは「常にお金がないと思え」とか「常に貧乏という気持ちでいなさい」と言われ続けたのがまだトラウマとして残っていて、服だけに限らずお金を出すことに恐怖を感じてしまうことがあります。

 お金がないことは個人の経済事情もあるから仕方がないことかもしれません。でも、自分の世界観を表現できる服や心を躍らせてくれる服、今日も明日も明後日も着たいと思える服だなと本能的に欲しいと感じたものであるならば、「安さ」だけで判断するのはもったいないと思っています。安さだけで買った服や安くなってから買おうと思った服ほど、本当に欲しい服ではないことが多いからです。

 自分の世界観や軸をファッションで表現できる賢い人は、「値段」で服を選んでいるのではなく、「価値」で選びます。もう少し具体的に言うと、「値段」というのは「安いから」ではなく「安くなる前の値段でも買う」、といった判断です。「価値」というのは、ただ漠然と「可愛いから」「〜さんが着てたから」ではなく「選んだ服の色味やデザインが、自分を魅せる上で必要かどうか」で判断します。もちろん、安くなっている服や元々プチプラの服が自分の魅せたいイメージに合っているのであれば買って損はないと思いますし、安い服を集めることが自分のファッションに向いていると思う場合もあります。しかし、世界観ファッション®️として自分を魅せ続けたいという気持ちがあれば「値段」という目の前の現実だけで判断するのはおすすめできません。選んだ服に対して、自分や印象を与えたい人にいかに価値を提供できるか、またはその将来性に期待ができるかどうか、ここを見極めてこそ心からファッションを楽しめる大切な要素であると思うのです。

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